2018年10月22日
足部に問題があると転倒しやすい!
2018年10月19日
肩の痛みや肩が挙がらない者は腱板断裂かも。。
50歳代で10.7%
60歳代で15.2%
70歳代で 26.5%
80歳 以 上 で 36.6 %
というもの。
一般の人でも多くの人が腱板断裂しています!
また脳卒中片麻痺の患者さんは肩関節を痛める事が多いです!
原因として多いのは上腕二頭筋腱炎ですが、腱板断裂も多くあります(文献)。
断裂の度合いによって回復度合いは異なりますが、
完全に断裂すると基本的には自然には治りません!
よって断裂すると少ない筋肉で肩を動かざるを得ないのです!
腱板断裂の方は、
肩を動かす際、肩関節で頑張らずに、背骨や肩甲骨が沢山動く事で腱板への負担を減らせます!
つまり、
背骨、肩甲骨の動きを促す運動やストレッチを行うと良いです!
無理して動かしても良くならないですし、
逆に断裂が広がる可能性もありますので、
痛みを我慢して動かしまくるのは危険です!
50歳以降の肩の痛みや肩の挙がりにくさを感じたら、ご相談下さい。
参考までに(^^)
2018年10月07日
腫れてるから安静?ではありません!
まずは炎症の有無を見ますので、炎症について書きます。
炎症は、熱感、腫脹、発赤、疼痛の4徴候のことをいいます!
処置はRICEが良いと言われています!
R:安静
I:冷やす
C:圧迫
E:挙上
②
次に炎症の機序を説明します。
⚫︎外傷→血管損傷→間質液増える
⚫︎外傷→細胞損傷→液化壊死(熱↑)→好中球とマクロファージが働き細胞回収→タンパク質発生→間質液増える
つまり、血管と細胞の損傷によりその部位は腫れます!
そして細胞壊死の際には熱を発生します!
ここまでは急性期の炎症の話ですが、なにもせずに放置しておくと、細胞は栄養不足となり、二次性壊死を引き起こします!
そうすると壊死した細胞は硬くなる性質があります。
つまり、組織の瘢痕化を引き起こします。
腫れているほど細胞への栄養不足が続くので二次性壊死増えます!
関節液をリンパ液に流す必要があるのです。
リンパ液に流すには動かす必要があります!
③
これらを踏まえた急性期の対応は、
・腫れてる+熱がある→圧迫して冷やす。その状態で挙上。
・腫れてる+熱はない→動かして間質液をリンパに流す。
<ポイント>
RICEのイメージが強い為に、急性痛は安静にするのが良いとされがちですが、
腫れてるから安静にするのが良いという訳ではないという事です。
案外、圧迫がだいじです!
そして、熱がないなら動かさないと益々細胞壊死が起こり硬くなります!
当施設ではそのあたりも考慮して運動を指導しております(^^)